【閲覧注意】店長に怒られるかもだけど全力でやってみました☆

ああ、もうだめだ、と彼は言った。

あきらめちゃだめ、と彼女は言った。

 

しかしもう指一本も動かないこの状況を打破する方法が

彼には思いつかなかった。

 

この無重力の海の中、狭い視界の向こうでデブリが次々と

流れていく。

自分ももう少しすれば、流されてデブリの一つになるのだ。

 

彼はそっと目を閉じた。

 

意識の隅で、彼女の切羽詰まった声が聞こえる気がするが、どうでも

よかった。

 

このまま終わってしまおう。

 

そう思った瞬間、すべてから解放されたような気がした。

 

体が急に軽くなった。

 

そして体がふわりと浮いて、ああついに流されるのかと

なんの抵抗もなくそれを受け入れようとした時だった。

 

突然、瞼の向こうが明るく光った。

 

なんだ？彼が軽い気持ちで目を開けると、

 

真っ黒だった無重力の海が真っ白に光っていた。

 

なんだ・・・？

 

神様・・・！

 

彼女が隣で祈るように言った。

 

目線だけを彼女に向けると、分厚い宇宙服の向こうで、

歓喜している顔がみえた。

 

神様・・・？

 

彼はぼんやりとその光を見た。

そして、思い出した。

ああ、そうだ・・・

 僕が欲しかったのはこれだ・・・

その光は少しづつ彼のこわばった体を溶かしていった。

そのとき彼は初めて自分がひどく冷えていたことを知った。

そうだ、僕が求めていたものは、これだ・・・

近づいてくるその光に包まれながら、彼はそっと目を閉じた。

やっと帰れるんだ・・・

そう、彼らは見つけた。

探し求めていたものを。

それは・・・・

GIFT&CRAFT Mita、本日も元気に開店中です♡

以上、スタッフ玉城がお送りしました～ヾ(*´∀｀*)ﾉ